こいけるの日記

データサイエンス / データエンジニアリングに興味がある若手SIer社員の日記

【Pega】Report でPage List Propertyを参照する方法

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やりたいこと

Page ListのPropertyを持つCaseについて、その項目を含めたReportを作成して表示したいことがある。

例:1つのドッグフード注文につき、複数の明細が紐づくCaseの情報をReportで扱うとき

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実装方法

手順①:Report Definitionの設定

Page Listを参照したいReport Definitionを開き、Data Access タブを開く。

Data Accessタブの中部にあるDeclative index joinsのフィールドで設定を行う。

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  • Prefix
    Reportの中でJoinしたPropertyを呼び出すための接頭辞。名前は適当でよし。

  • Index name
    使用するDeclare Indexを指定する。

  • Type
    Joinの方法を指定する。

    • Only include matching rows = INNER JOIN
    • Include only rows in this class = LEFT OUTER JOIN
    • Include only rows in indexed class = RIGHT OUTER JOIN

手順②:Declative index joinsの作成 / 設定

Page List型のPropertyに紐づくPropertyをOptimizeしておくと、Declare Indexは自動で作成されるため、今回のケースでは基本的にDeclare Indexをゼロから手動で作成する必要はない。

下の画像はDeclare Indexの中身。Joinの条件などを設定することが可能。 f:id:zaohgyu:20191116154026p:plain

手順③:出力項目の設定

Report Definitionに戻り、Queryタブを開く。ここのColumn Sourceで、手順①で設定したPrefixを用いて表示させたい項目を設定する。(Prefix).(Property)の形で記述する。

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以上で必要な設定はおわり。

表示結果

作成したReport Definitionを実行すると、以下のようにCaseに複数紐づく明細が出力される。

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環境

Pega Platform 8.3.0 Personal Editionを使用

おわり~